耳鳴りは、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。
耳鳴りは、生理的な耳鳴りと病的な耳鳴り、そして他覚的な耳鳴りの3つの種類に大きく分けることができます。
生理的な耳鳴りは、心配するものではありません。
他覚的な耳鳴りは、本人はもちろんですが、他の人にも聞こえるもので、聴覚の問題ではなく、耳の周囲の異常によるものです。
そして3つ目は病的な耳鳴りです。
病的な耳鳴りとは、メニエール病や風邪などウィルス感染によるもの、肩凝りなど生活習慣から起こるものなど他にも挙げられます。
ここでは、病的な耳鳴りについて詳しく取り上げていきます。
病的な耳鳴りの症状
病的な耳鳴りの症状として代表的なものは、頭痛や嘔吐、耳鳴りは片耳や両耳に断続的または継続的に鳴ります。
耳鳴りのみの場合と、頭痛や嘔吐を伴う場合など、症状の現れ方は個人差があります。
病的な耳鳴りの原因
病的な耳鳴りの原因は、いくつかあります。
1つ目は感音性難聴やメニエール病などによって耳鳴りが起こります。
内耳の炎症や損傷、腫れやリンパ液などが滞留することによって起こると考えられています。
2つ目は鼻炎や風邪ウィルスなどで耳管に炎症が起こり閉塞することで通気が悪くなり外気との気圧差が生じるので、鼓膜に圧力がかかり耳鳴りがしたり、閉塞感を感じたりします。
3つ目は頸椎の歪みやムチウチ、頸椎の圧迫、頸部や肩凝りなどにより耳鳴りが起こることもあります。
4つ目は脳動脈硬化や動脈瘤などによって耳鳴りが引き起こされます。
5つ目は不安やストレスなど、精神症状により耳鳴りは起こります。
6つ目は長時間に渡って、騒音にさらされた場合など、騒音状態から通常の状態もしくは静かな状態に戻ると耳鳴りを強く感じることがあります。
この場合、通常であれば、耳管の経過とともに耳鳴りも消失しますが、数時間も続く場合や数日間経過しても改善されない場合は、この耳鳴りを音響外傷と呼びます。
病的な耳鳴りの改善に向けて行うこと
病的な耳鳴りの原因がわかると、改善に向けて行うべきこともわかってきます。
1つ目の感音性難聴やメニエール病など中耳から内耳に異常がある場合は、遠赤外線で頸部と耳周辺を温めます。
内耳の血流が改善され、内耳の損傷や炎症が改善されます。
腫れや水の滞留等も改善され、耳鳴りも改善していくと考えられます。
2つ目の鼻炎や風邪ウィルスなどで耳管に炎症が起こり閉塞する中耳管の不良によるものは、鼻の改善を優先的に治療をすることで、耳鳴りも解消されることでしょう。
3つ目の頸椎の歪みやムチウチ、頸椎の圧迫、頸部や肩凝りなどによるものは、袁世凱船を頸部に照射し、頸椎周りの血流を改善させ、筋肉の硬直や疲労を緩和させることで、頸椎の異常を改善させていきます。
この治療法を継続的に受けることで、耳鳴りも改善していくと期待できます。
4つ目の脳動脈硬化や動脈瘤などは、緊急性が高いと医師が判断した場合は手術を行うことがあります。
緊急性がない場合や外科手術の適用外の場合は、遠赤外線療法を行います。
自然治癒力の強化に努め、改善が得られるよう治療を進めていきます。
このことで、耳鳴りも改善されていくことが期待されます。
5つ目の不安やストレスによる場合は、遠赤外線療法や神経症、自律神経失調症を改善していきます。
6つ目の音響外傷によるものの場合は、遠赤外線で中耳の血流を改善させ、神経の回復を促進させます。
このように、病的な耳鳴りの場合、それぞれ治療法が異なります。
耳鳴りが続く場合や気になる場合は、そのまま放置しないで受診し、適切な治療を受けることが耳鳴りの早期改善にもつながります。