耳鳴り再訓練療法とは

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耳鳴りの経験がある人は少なくないことでしょう。

一過性でも不快な耳鳴りですが、長時間あるいは長期間に渡って起こり続けたら不快が続き、なんとか治したいと思われるのではないでしょうか。

 

耳鳴りの原因は、なんらかの病気から起こる場合や、難聴を伴うもの、ストレスなど様々です。

 

病気が原因の耳鳴りは、病気を治すことで耳鳴りも解消されると考えられていますが、耳鳴りだけがしばらく残ることもありますし、病気が原因ではない耳鳴りや難聴からの耳鳴りなどもあります。

 

これらの耳鳴りの治療法として、心理療法や音響療法、耳鳴り再訓練慮法、薬物療法などがあります。

耳鳴り再訓練療法とは

耳鳴りの治療法の1つに耳鳴り再訓練療法というものがあります。

これは、TRTと呼ばれています。

 

TRTは、耳鳴りを意識しないように訓練し、耳鳴りに慣れるという焦点を当てた治療法となっています。

 

何故慣らす必要があるのか

耳鳴りに慣らす訓練がTRTという訓練であれば、何故そのような訓練を受けて耳鳴りに慣らさなくてはならいのでしょうか。

 

人は自動車の音やエアコンの音など、聞こえているけれど気にならない、意識しない音ではありませんか。

他にも聞こえているけれど、気にならない音は生活の中に色々あると思います。

それは、脳が必要な音を選択し無害であったり、重要ではない音を判断し、聞こえていても意識するまでに到達しないように働いているからです。

 

一方、耳鳴りが気になる、意識してしまうということは、脳が危険な音であったり、注意するべき音という判断をしているからです。

ですから、耳鳴りは意識しなくて大丈夫な音であると脳が判断するようになれば、気にならなくなるというわけです。

 

耳鳴りは、なんらかの病気が原因のこともありますし、早期に発見し治療しなくては治らなくなってしまうものもあります。

その場合は、もちろんTRTは対象外となり、病気の治療を優先します。

 

治したい耳鳴りが、TRTの対象になるかどうかは、症状などにより医師が判断します。

 

TRT対象になる耳鳴りとは

同じ耳鳴りでも、TRT対象外のものと、対象になるものがあります。

TRTの対象となる耳鳴りは、慢性化した耳鳴りや患者本人にしか聞こえない耳鳴りが起きている場合、耳鳴りとなる病気が存在していない場合、生活に支障をきたしている場合です。

 

時間をかけてTRT療法を受ける

TRTが対象となる耳鳴りでしたら、この治療法を受けることで耳鳴りの改善が期待できます。

 

TRTは、まず初期段階として苦痛から断ち切るよう、時間をかけて少しずつ和らぐようにしていきます。

治療を開始して、すぐに劇的に変化が起こるというものではなく、半年くらいかけて70パーセントから80パーセントの効果が出ると言われています。

 

そして最終的には、静かな場所で耳鳴りが聞こえても、全く気にならない状態を目指します。

ここまで状態がよくなると、医療機関での治療は終了となります。

TRTは、再発しないという長所があります。

 

最終的な耳鳴りの順応に至るまでには、根気よく治療を継続することになります。

しかし途中で諦めることなく、最後まで治療を継続し、再発のないTRTの訓練が終了するまで取り組んで耳鳴りで悩むことがなくなるようになりますように。

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